
地域内エコシステムとは
地域内エコシステムとは、集落や市町村レベルで小規模な木質バイオマスエネルギーの熱利用または熱電併給によって、森林資源を地域内で持続的に循環させる仕組みづくりを目指し、山村地域等の活性化を実現していくことです。

「地域内エコシステム」の考え方
- 集落が主たる対象(市町村レベル)
- 地域の関係者から成る協議会が主体
- 地域への還元利益を最大限確保
- 効率の高いエネルギー利用(熱利用や熱電併給)
- FIT(固定価格買取制度)を主とした事業は想定しない
これまでの取り組み
農林水産省及び経済産業省は、森林資源をマテリアルやエネルギーとして地域内で持続的に活用するための担い手確保から、発電・熱利用に至るまでの「地域内エコシステム」の構築に向けた検討を行い、平成29(2017)年7月に報告書「「地域内エコシステム」の構築に向けて~集落を対象とした新たな木質バイオマス利用の推進~」を取りまとめました*。
その報告を踏まえ、平成29年度から「地域内エコシステム」構築事業が実施されています。
弊協会らによるこれまでの事業成果は「報告書等関連データベース」に掲載しています。
*参考資料:平成29年度 森林・林業白書(林野庁2017)6-7頁
地域への効果
地域内エコシステムが構築されると、地域に様々な効果をもたらします。

「地域内エコシステム」の構築に向けて
木質バイオマスエネルギーの導入には、様々な関係者が関わり、実現に向かっていきます。そのため、どのようなサプライチェーンを構築するのか、地域の実情に沿って多種多様な選択を柔軟にすることが必要です。
弊協会では、これまで支援してきた地域での取り組みや事業化を検討をする際につまづきやすい点とその対応策、先進地域の事例などを取りまとめたリーフレットやパンフレットを作成しております。ぜひ、地域での取り組みを進める際の参考にして下さい。
